睡眠時間は動かせない予定だと思え

睡眠時間を削って〜という発想をしがちな人は一度立ち止まって考えてみてほしい。

これは借金の感覚に近い。今足りないリソースを将来のエネルギーを前借りすることで生成しているわけだ。そんなことしたら後でしっぺ返しをくらう。意外と寝なくても大丈夫！と思っているかも知れないが、確実に日々の判断能力は削られている。その蓄積は知らぬ間に人生を後退させるかもしれない。

睡眠時間をあらかじめ動かせない予定だと考えておけば、残った時間でなんとかする、という発想が生まれる。人生は有限なのである。この事実と向き合わない限り、飛躍的な成長はないだろう。常に足し算の感覚で3時間足りないから3時間睡眠を削る、ということをしてしまうわけだ。

でもその3時間睡眠にまわすことで上がった脳のパフォーマンスで実は、今までの一段上のステージに入る発想に至るかもしれない。常にその可能性を排除し続けたいなら睡眠時間を削ることをデフォルトにすればいい。

丁寧に睡眠の質を上げて時間を減らす、というのはアリだ。だが、闇雲に睡眠を削って作業時間を捻出するという安直な発想は逆効果の可能性が高いことを常に念頭においておきたい。そもそもあまり寝なくてもいい体質の人もいるが、その人なりの十分な時間の確保は必要だろう。

十分に寝ろ。