タスク分類

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まずはタスクを2種類に分ける。

2種類というのは「高度な思考を要するもの」と「それ以外」である。これらを行う時間は明確に意識しよう。高度な思考を要するものは最も集中できる時間に持ってくるのを徹底しよう。扱いに気をつける必要があるタスクである。今まで意識してこなかった場合はこれをやるだけでもリズムが良くなるだろう。極度に朝が弱いとかでなければ朝は脳も疲れておらずクリアな思考ができる。朝一にその日一番知的に大変だと思われるタスクを倒してしまうと、その日1日心の余裕も生まれる。

高度な思考を要する仕事がはけてしまえば、あとは時間だけ確保して「それ以外」のタスクを処理する。最初の分類がうまくいっていればここで詰まることはない。

僕がやりがちだったのは、高度な思考を要求するタスクの間に、それ以外のタスクを混ぜるような進め方だ。これは、難しいタスクに向き合うのが嫌になって逃げるようにそれ以外のタスクをやっていた感じだ。しかしこれをやるとあるタスクに向いていた集中が一回解けてしまうので、再度集中状態に持ち込むのに時間がかかる。このオーバーヘッドをたくさん負うハメになっていたのだ。なんなら集中状態を作り出せずにずっと作業していたようなものだった。

たいてい高度な思考を要求するタスクは、難しい部分をパッと超えてしまえばあとはスラスラいけたりする。文書作成なら解像度の高いアウトラインが閃けばあとはそれを書き起こすだけだ。プログラムを書いているなら方針さえ固まれば手を動かすだけなのである。瞬間的なパワーが必要な場面で集中できているかどうかが大事ということだ。午後から夜にかけて脳が疲れている状態でやっていても時間だけが浪費され、なんとか作り上げたものも質がだだ下がりになるのは想像に難くない。

ということでまずはタスクをうまく2種類に分類するところがスタートとなる。