行動を細かく分解する練習

簡単なようで意外とできなかったりするのが「行動を細かく分解する」作業である。 これは問題解決においても必要なスキルであるし、習慣を作る際にも役に立つ。

例えば、筋トレを習慣化したいとしよう。「筋トレ」という行動を細かく分解するとどうなるだろうか? 「筋トレする」という抽象度から話を始める。 「筋トレする」とはいったい何を指すのだろうか?

筋トレの種類は?何回やればいい?どこでやる?連続じゃなきゃだめ?

などといった疑問がでてくる。

こうしたものを細かく定義する練習をしておくことが大事だという話だ。

筋トレをしよう。

・種類は腕立て

・膝をついてもつかなくてもよい

・最低3回でクリア

・場所はどこでもいい

・連続でなくてもよい

というような感じで決める。そうすると迷わずに取り組める。達成したこともハッキリわかる。

できる限り細かくする意識を持ったほうがいい。 上記の条件なら、1回ずつ朝・昼・夕にやってもいいわけだ。 分割しているからこそ選択肢が増える。

タスクについても同じことを考えるといい。 「書類を書く」なら、書類を机の上に置く、ペンを机の上に置く、書類の名前の部分だけ書く、書類の◯◯の部分を書く... というレベルで砕いておけば、一個のタスクはものの数秒で終わるため、 「書かなきゃー腰が重い」とか言って先延ばされるリスクを回避できる。

徐々にやることが片付いていけば人間の心理としてもどんどんタスクに向き合いやすくなる。

細かく分解する思考はいろいろと応用が効く。 普段から訓練しよう。