無意識の心理的負荷を外す

人は様々なレベルで心理的な負荷を負っていると思う。

例えば、近所で工事をしていて騒音が発生している場合、顕在意識レベルで「うるせーな」となると思う。ちょっとすると慣れるかもしれないが、潜在的にはストレスを少しは感じているのだと思う。

普段、なんの気なく過ごしているようなときでも、実は何かを心配していることがある。よくあるパターンだと、休日に来週の仕事の心配をするなどといったことだ。これも顕在意識レベルで何度も「嫌だなー」と感じられるものもあれば、「今はストレスを感じていない」と思っていながらもどこかで思考していることもある。

ギリギリ気づくか気づかないかレベルのストレスに気づいたことはないだろうか?別に平気なつもりでいたけど、さっき言われた相手の一言が実はずっと引っかかってたな、とかそういうものだ。多分、状態がいいときほど気づきやすい。微妙な違和感を感じて「んー?」と自分の思考を観察してみると気づくようなイメージだ。

そうしたストレスに気づいたとき「それが外れる感覚」を経験することもある。気づいたことで、「なーんだ」と感じられて気持ちが一段楽になるのだ。

もちろん、気づいたところでストレスだな、となる場合もあるのだが、「ストレスに気づくスキル」を向上させていくことでまずは感じているストレスを顕在意識化に置けることが増える。そうなると、あとは「再解釈」を行ったり、実際の行動としてストレス対策を講じることが可能になるのだ。この違いはかなりデカイ。見えない敵に、戦っている意識すらないまま攻撃されている状態から、敵の姿を認識して戦闘態勢に入れるようになるようなものだ。

ではどうしたら「気づくスキル」を上げられるのか?これにはやっぱり「瞑想」だ。すでにお察しかもしれないが(笑)。あとは上記の通り「いい状態」でいることも大事だ。認知機能が落ちていては高度なストレス認識は難しい。よく寝て、運動して、いいもの食べよう。結局ここに行き着く(笑)。

このあたりは盤石の習慣としてしまったらその後ずっと恩恵を授かれる。

ぜひとも早めに固めてしまおう。