習慣を作る上で重要な考え方

習慣の育て方は簡単なようで奥が深い。

まずは小さな習慣からはじめて定着したらレベルアップしていく、というのが基本だ。 このレベルアップのさせ方に技術が問われるのではないかと思っている。

ただ本を開くことを習慣にしていた段階から、次のステップに移るにはどうしたらいいか? いろいろとアイディアがあると思う。

めくるページの数を増やしていく、通読するページの数を増やしていく、ちゃんと読むページの数を増やしていく、 というようなことが自分だと思いつく。

ここで慎重にことを運ぶ必要があると思う。雑に増やすと挫折の原因になる。 雑にとはどういうことかというと、達成条件が不明確な習慣を作ってしまうことを指す。

例えば、「めくるページの数」というのは明確な指標だ。読んでも読まなくてもめくればいいことがわかる。 しかし、「通読するページ」というのは地味に不明瞭だ。 通読ってどの程度読んだら通読なの?なんか今日は他事考えながらページめくるだけになっちゃったな、これは通読って言えるのかな? 通読の意識は持ち続けたけど内容はまったく理解できなかったな「通読してますよ」と思いながら実は甘えて読んでないんじゃないかな?

みたいな感じで数多の疑問が押し寄せてくる。おれだけ? いや、でも達成基準を明確化しないと続けられたのか続けられてないのかの判断ができなくなって、 結果自己肯定感の向上に繋がりにくいと思う。その結果挫折につながる。

今はなるべく明確に行動基準を定めるようにしている。 「通読」とはこういう状態だ。と自分が納得できるように決めたりすればいいだけだ。 行動を少し変えて「文字を指で追う」とかにしてもいい。

とにかく達成基準をハッキリさせることで、習慣を継続する中でのモヤモヤが解消される。 あとは機械的にやるだけ。ゲームのようにこうしたらもっとはやく達成できる、というふうに考えだすと面白くなる。 これも基準が明確だからこそ起こる思考だと思う。基準が不明確だと効率化とかこつけて基準の方緩めたりしがちだ。

習慣で取る行動は明確にする。 これが習慣を育てる上で重要な考え方だと思う。